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人生は一度きり

日課の朝の散歩で、西高の高校生をよく見かけます。                            6時半くらいにすれ違うこともあり、「随分早くに登校するのね」と驚いています。時々、中学生の生徒さんも早い時間にすれ違うこともあります。

2月からは高校入試・大学入試の時期で落ち着かない日々を送っている10代の方たちが多いことでしょう。あと少しで進学先が決まり新たな環境での生活が始まるのですね。                                 また3月は卒業の時期でもあるので、当事者にとってはいろいろな意味で変化が多いことでしょう。

社会人にとっても2月.3月は何かと変化の多い時期かもしれません。転職・転勤に伴う生活拠点の移動となると、かなり忙しくなりますね。                                                  かつて、主人が転勤族だった頃の生活を思い返すと、短い期間での転勤では、その地での環境の変化に対応するために沢山のエネルギーが必要でした。好奇心旺盛な私は、その変化は楽しみでもありました。

よく、人生は一度きりと言いますが、この当たり前のことを深く考えながら生きている人は少ない気がします。私もそうです。

誰もがふと立ち止まり、これまで歩んできた自分史を振り返るときに何を想うか?                                      人それぞれ生まれた環境下での違いは大きいかもしれませんが、現在は情報過多な世の中で、客観的に自己評価しようと思えば出来るかもしれません。しかし、冷静に自分を分析するような人にこれまで会ったかどうか・・                                              逆に他人を勝手に評価し、区別・選別するような場面を多く見聞きします。                                           

また人生100年時代とも言われていますが、特別な方を除き大抵の方は、人生の後半には体力・気力が低下してくると思います。できれば体力気力が整っている年代で、やりたいことを見つけて人生を充実出来たら理想かもしれません。

そして人生後半になりますと、人とのかかわりなくして生きていけないことがよく分かってきます。体力が落ちてきますと、一人で出来ないことも増えてきますし、誰かに頼る場面も増えてきます。                                              反対に人とのかかわりを拒否して年老いていくと、その本人が悲しい思いをするだけにとどまらず、意図せず社会に迷惑をかけることにも・・・                                             このことは、若いころには深く考えないかもしれません。

自分を知る

20代・30代の方は自分史を作り、これからの人生設計を大まかに立ててみるのもよいかもしれません。                          その中で大きな岐路になる一つに「結婚」があると思います。結婚を目標にして実現出来たら、その先に家族が増えてくる可能性があります。人とのつながりが増えていきます。責任はそれなりに増えていきますが、同時に共同作業で助け合うこともできるようになります。助け合いは希望にもつながると思います。                                                   そしてそのことは自身の存在の意味を考えるキッカケになるかもしれません。

現在日本テレビ系で放送されている「ブラッシュアップライフ」というドラマは、平凡な女子が30代で不慮の事故で亡くなったが、その後何度も自分に生まれ変わって人生をやり直すというものです。バカリズムさん脚本の何とも不思議で面白い内容です。俳優さんのごく自然なセリフ回しに驚くとともに感心させられます。

しかし、どう考えても、私たちの人生は一度きりなんですね。

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