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新おっさんの独り言

”オクサン”ストップ!

我が家には枇杷の木が2本あります。1本は私が現在のところに家を建てた時に、前に住んでいた人から我が家の敷地内に自生していた柿の木と交換してもらい私達が手入れをして育てて今のように大きくしてきたものです。  そして、もう一本は私達が種から育てて現在ある様に大きく育てあげたもの。

私達が、現在の地に引っ越してきて以来20年近くたっていますので、交換して取得した枇杷の木は今では数えきれないほど沢山の実がなっています。                   これについては引っ越してきた翌年から普通に収穫できており、これまで沢山の実を収穫することができました。                        収穫した枇杷については、我が家だけでは食べきれないほど沢山の実が採れますので、これまではご近所さんや親戚・友知人といった親しい人たちに少しづつお裾分けしてきました。

ただ、我が家の枇杷は沢山の実が採れると書きましたが、面白いものでその枇杷の実も毎年決まって同じくらいの量の沢山の実が収穫できるというわけではありません。                          一年おきくらいに豊作の時とそうでないときとがあるようで量は一定していません。それでも前述の通り我が家には枇杷の木が2本あり、両方とも凶作ということはありませんので、私達が食べるに必要な一定の量は必ず収穫することができています。有難い話です。                         お陰様で、私達は毎年枇杷の実には不自由したことはありません。

それでも問題点がないわけではありません。それは、これまで琵琶の実を収穫する働き手として頑張ってきた私ですが、歳とともに体力が目に見えて衰えてきたことです。

平地を歩き回る分については体力の衰え等といったことについてそこまで自覚したことはなかったのですが、高い所になっている枇杷の実をとるために樹に登ったり、枇杷の木が植えてあるところまで行くために、勾配のきつい急な坂を上り下りなどしていると、作業が終わった時には疲れでぐったりしています。

枇杷の実の収穫については一番の働き頭だったはずの私が今ではオクサンの力を借りる機会が増えてきつつありますので、我ながら情けなくなったものだと落ち込んでしまいます。                        

今年収穫した枇杷のうち食べきれなかった分についてはオクサンがジャムにしてくれますので無駄にすることなく食べることが出来ていますが、いつまで続くことやら…

それにプラスして最近は裏の竹林でポツポツとタケノコがと生えてきています。欲張りな私はそれも枇杷の収穫の合間を縫ってできるだけ採るようにしています。

このように毎年春の間、我が家はまさに”収穫の春”で大いに自然の恵みを受けています。しかし、最近は体力の衰えから私の方はタケノコの収穫については、目についたところを鎌で刈り取って収穫すること位しかできなくなってきています。           それでもけちん坊私がそれ以上やろうとすると、オクサンの方から”危ないからやめて!坂から転げ落ちたらどうするの?”とドクターストップならぬオクサンストップが入ります。

私自身も正直なことをいうと、タケノコを採るところまでは気力も体力も続きそうにはありませんので、分かったよ、それじゃあこれ位で止めるから…と仕方がない風を装いながらその実は助かったと内心喜びつつ、いそいそとそこでやめるようにしています。そんなわけで今年の我が家の収穫の春は、この辺にて打ち止め!ということになりました。

来年のことを言うと鬼が笑うのでしょうが、こんな調子ですから果たして来年の春はどうなっていることやら…。けちん坊な私の物欲が勝って収穫を続けるか、体力の衰えという軍門に下ってギブアップするか、結果や如何に?(哲)

  

  

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