9月に入りましたが、日中の暑さは相変わらずです。ただ少しだけ朝夕に涼しさを感じるようになりました。
先日の台風10号では九州に猛烈な強さで接近上陸した影響で、宮崎県にも甚大な被害があり、宮崎市内は突風(竜巻)被害が大きく、家屋の損壊から農業のビニールハウスが倒壊するなどの被害が多く出ています。また、会員さんの勤務先の店舗の屋根が吹き飛ばされたなどの被害を聞いています。被害を受けられた多くの方々の現状をニュース等でみますと、本当にお気の毒に感じ胸が痛みます。
我が家は運よく被害はありませんでしたが、翌日から住宅周りに山のように積もった笹の葉をかき集めたところ、ごみ袋大5個分になりました。
先月は地震と大雨と巨大台風などの災害が立て続けに起こりましたが、今月はどうなることやら・・・心配ですね。
自分の幸せのために何を選択するか
7月から始まったドラマで、『海の始まり』(フジテレビ 月9 主演:目黒蓮)の9話を先日見ていました。主人公の夏(目黒蓮)と恋人の弥生(有村架純)の別れのシーンを見て、昔の職場の先輩のことを思い出しました。
海の始まり9話では、夏の昔の恋人(みずき)が亡くなる少し前に、夏の今の恋人に宛てた手紙を今の恋人の弥生(有村架純)が読むシーンがあったのです。
その手紙には『誰も傷つけない選択はないのです。自分が犠牲になるのは正解とは限らないのです。他人に優しくなりすぎず、物わかりの良い人間を演じず、ちょっと無理をしてでも自分で決めてください。どちらを選択しても、それはあなたの幸せの為です。海と夏君の幸せと同じくらいあなたの幸せを祈っています』という内容のものでした。
もう35年も前の話ですが、職場の先輩Aさん(当時35歳)から結婚した話を聞いたのですが、お相手の方は以前の職場の上司で40代、小学生の女の子二人の父親というのです。前の奥様とは死別とのことでした。私が「すごい決断ですね」と言うと、先輩は『決断と言うか、彼の家族が好きだから、自然にそうなったという感じかな・・』と。そのあとで、友人づてに聞いたことは、『A先輩は、ご主人との間に子供をつくらないって。二人の女の子のお母さんになるためって言ってる』
これを聞いた時は、それはすごいことなのかどうなのかは理解が出来ませんでしたが、今思うと、その時のA先輩は自分の幸せのために出した決断だったのかもしれません。本当の心の内は、他人には理解してもらわなくても、A先輩自身が決めた幸せの形だったのかもしれません。
情報過多な昨今は、自身の中でその情報をコントロールできずに、ただ相手にだけ不満や疑心を抱くことも多くなったのではないでしょうか。
時にはゆっくり立ち止まり、自分と会話して自分が幸せになるために自分で決断することを考えてみてはどうでしょうか。