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婚活ドラマあれこれ

先週から雨模様のお天気が続いていています。天気予報士の方の話によると『菜種梅雨の前倒しのような雨模様』とのことで、この時期にこれだけ長く雨模様のお天気が続くのは珍しいようです。確かに、この時期はカラカラした寒い晴天のイメージだったのに・・・

さて、私のささやかな楽しみはドラマ観賞なのですが、冬ドラマで面白いと感じているのは、『不適切にもほどがある!』 (阿部サダヲ主演、宮藤官九郎脚本、TBS系列)です。

1986年と2024年をタイムスリップしながら、時代の移り変わりを多方面から面白く表現しているので、笑いながら見ることのできるドラマになっています。このドラマを見ていたら、私の1986年当時OLだったころのエピソードを思い出しました。

現在の会社のオフィスでは“禁煙”が当たり前になっていますが、当時(1980年代)は広いワンフロアの事務所で男性上司たちの喫煙は当たり前でした。

私のすぐ前に座っている上司がヘビースモーカーで、デスクの灰皿にはいつもたばこの吸い殻がてんこ盛りになっていて、その上司からは『田中、これ捨ててきて』と言われることもしばしばあったのです。ある時、タバコ嫌いな私は、タバコの臭いに耐えられず、上司の前にすくっと立ち、“吸い殻てんこ盛りのアルミの灰皿”を指さし、こう言い放ちました。

『部長!たばこの臭いに耐えられません。吸い殻がたまったらご自身で捨ててください!』

周りにいた同僚と他の上司も啞然として私を見ていたのをはっきりと記憶しています。言われたほうの部長は、『そうか、田中、そうだな、自分で捨てるか・・』と苦笑いしていました。

いつもはぶりっ子なタナカさんが突然プッツンしたのか・・・と思われたかもしれませんね。(ぶりっ子、プッツンは1980年代の流行語)

この当時は勇気を出して直接相手に言わないと、理不尽なことを変えるきっかけにならないことが多かったように思います。

親睦会と称するお酒の席では、『いつ結婚するんだ?』『田中は彼氏いるのか?』などと言われるのはよくあること。酔った上司に抱きつかれるのもよくあること、といった時代でした。

近年のオフィスは『コンプライアンス』にしばられ、上司はうかつに部下に命令したりセクハラまがいのことはできなくなっています。人間関係においても、心の中で『これって言っても大丈夫な内容かな?』と気を使わなければいけない場面が増えていて、だったら言わないほうがいいと考えるようになっているかもしれません。

対面で本音を言わない分、SNSなどで発信するケースが増えているのかもしれませんね。

ドラマ『不適切にもほどがある!』は1986年を生きてた私にとって、とても面白いですし、いろいろ考察できるドラマです。

ドラマに見る婚活

職業柄、婚活系の恋愛?ドラマにも興味があり、最近では『婚活1000本ノック』(福田麻貴主演、南綾子さん小説、フジテレビ系列)と『アイのない恋人たち』(福士蒼汰主演、遊川和彦脚本、朝日放送系列)です。

これらのドラマの中でマッチングアプリと結婚相談所での婚活を考察していると、『こういった考えもあるよね』ととても勉強になることもあります。

『好きな人から好きと言ってもらえない』『何とも思ってない人から好かれる』こういったことは昔からよくあることで、この手の問題解決は今はAIも答えてくれます。

あれこれいろんな対策があるかと思いますが、他人が経験したことを自分に完全に当てはめないことが重要だと思います。○○さんがこうだったから、AIがこういってたから・・・何でもかんでもSNSやAI頼りにしていたら、コピー人間になってしまうかもしれません。

ひとつ言うなら、『失敗も経験』。自分で失敗を経験していないから恋愛が成長しない・・ということがあるかもしれないと思います。危険な失敗はいけませんが、たくさんの人と関わり、その中で自分の感性を出していくことが大切な気がします。

そうそう、婚活の様子を見に、1980年代にタイムスリップできたら面白いですね!

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