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「信じる力」

今週は桜の開花(19日宮崎市)と菜種梅雨が同時進行の1週間でした。23日は最高気温が夏日になるほどの暖かさでした。

そして、何と言ってもWBCでの侍ジャパンの優勝が日本人にとって一番嬉しいニュースだだったのではないでしょうか。もちろん、野球大好きの私にとっても心躍る瞬間でした。アメリカとの決勝戦はTVで生で観ることが出来て実に感動しました。録画して、その日の夜に一人でじっくり観戦したほどです。

私達はスポーツから多くのことを学ぶことが出来ます。今回のWBCでは、栗山英樹監督の選手を「信じる力」について深く考えさせられました。若い投手陣の個々の力を信じ、打撃では不振の村上を信じ、チームのまとめ役となってくれたダルビッシュ・大谷を信じる姿勢は、凡人の私には考えも及ばないことです。

栗山監督は大会前に『選手を送り出して“頼む、打ってくれ”とか“抑えてくれ”とかベンチで絶対思わない』(必ず打つと信じ、絶対抑えてくれると信じて送り出す。)と言っていたそうです。もちろん、そこには信じるだけの準備もあり、相手を徹底的に分析し、選手の状態を着実に把握し、選手が最大限に力を発揮できるように環境を整える。そして選手と対話を欠かさない監督の姿があったそうです。

ところで、私たちは家庭や職場で人を信じて生きているのでしょうか?

多くの人は信じるというより「戸惑いや疑い」を多く感じて生きているのではないでしょうか?

例えば身近な人から、「お前のことは全く信用していないからな!」などとしょっちゅう言われ続けたら、言われた側はどう思うでしょう。反論できない立場の人だったら「そう思いたいならそう思えばいい、私もあなたを信用しませんから」と心で思い続けるのではないでしょうか?こういった人間関係は最悪ですね。

また、男女の交際において、「相手を信じる」ということは、とてもデリケートな話になります。                                    例えば、待ち合わせの約束をしているのに毎回30分も時間に遅れてくる相手に対して、何も言わずに不満を持ちながら会っていたら、いずれ関係が悪化するかもしれません。しかし、何回目かに「待ち時間は10分以内にしたいな。次は信じているからね。」と言ったらどうでしょう?もしかしたら、奇跡的に相手が先に来ているかもしれません。

反対に「小さいことにこだわる嫌な人」と思われたら、相性が良くないので別れる選択が良いかもしれません。

男女の交際においては、いろいろな場面が想定されますが、何れにしましても言葉と行動で、“あなたを信じている”ことを伝えることも大切だと感じます。

信じてもらえていることを感じたら、その相手から頼られているとも考えることが出来ると思います。そして、人は相手から頼られるとその相手に何かしてあげたくなります。それが人と人との信頼関係につながるということではないでしょうか。

クロッカス 花言葉:信頼

「信」という漢字の意味は、言行に嘘偽りがないこと、まこと、疑わないことなどがあります。                        「信じる力」は先ず、自分自身と向き合い相手を疑わず、真心をもって相手を信じることで生まれてくるような気がします。

「信じる力」・・・深いです。

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