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お見合いは相互理解の入り口

2月半ばとは思えないほどの暖かさが続いています。正確には、朝はそれなりに寒いのですが、日中の気温が20度前後になってしまうと、季節の感覚が変になってしまいます。

温暖化で日本の四季のバランスが崩れているので、今年の夏も猛暑日が長く続くのだろうか・・・と心配になってきますが、気が早いでしょうか。

お見合いのお返事はNG?

さて、結婚相談所ではお見合いをした後は、翌日のお昼までに交際を希望するかお断りをするかのお返事をしていただきます。このことを事前にお話ししますと、『そんなに(お返事が)早いんですか?』と驚きの反応をされる方が多くいらっしゃいます。私の方からは『わずか1時間前後お話ししただけではお相手のことが分かりませんので、もし「どうなんだろう‥よくわからない」と感じましたら、またお会いする選択(交際)をされてください』と話します。『また、お断りは悪いことではありませんので、「絶対に合わない」と強く感じた場合はお断りしてください。』とも付け加えています。

以前は、相談所のツールのメールでお見合い後のお返事をいただいていましたが、現在はそのツールにお見合いお返事NGかOKの選択と共に、※理由を選択する(任意)機能がついているので、簡単にお返事が出来便利になっています。簡単な分、NGが少し増えている気がしています。

※お断り理由

・身だしなみ、・表情、・マナー、・会話、・価値観、・その他

要するに、少しでもリスクを避けたい意識が働くと、NGのほうに傾いていくのではないかとも感じています。(私だけでしょうか・・・)

お断り理由を選択していただいても、あまりに簡素な言葉の選択ですので、ご本人に少し詳しくお聞きして今後の参考にさせていただきたいと思い電話をかけるのですが、電話にお出にならない方も増えていますし、「ツールよりお返事しました」とメールで返ってくることもあります。

最近は電話や対面で話すのが苦手な方だったり、面倒に感じているという方が少し増えてきているのを感じます。

相互理解の重要性

もし、少しでも「結婚したい」と考えているのでしたら、相互理解はとても大切です。相互理解とは、簡単に言えば「お互いに理解し合うこと」です。しかし、これは単に表面的な知識を共有するだけでなく、相手の価値観、考え方、立場、気持ちなどを深く理解し、尊重することを意味します。

相互理解は、様々な場面で重要な役割を果たします。

  • 円滑なコミュニケーション: 相手の考えや気持ちを理解することで、誤解や対立を避け、よりスムーズなコミュニケーションが可能になります。
  • 信頼関係の構築: 相互理解は信頼関係の基盤となります。互いを尊重し、理解し合うことで、安心して協力し合える関係を築くことができます。
  • 多様性の尊重: 現代社会はますます多様化しています。異なる価値観や文化を持つ人々と共存するためには、相互理解が不可欠です。
  • 問題解決: 職場や地域社会など、様々な集団において、相互理解は対立や問題解決に役立ちます。

近年の傾向として、タイパ(タイムパフォーマンス)重視の考えが浸透していて、婚活にも少なからずその影響が出ている気がします。

お見合いをするということは、お互いに縁があってお会いするということですので、「絶対無理!」なケースを除いて、グレーゾーンは「もう1回お会いする」ということにしてはいかがでしょうか?

結婚に向けてお付き合いするということは相互理解を深めるということにも当てはまります。しかし、相互理解は一朝一夕に深まる物ではなく、対話をしながらお互いを理解しようという努力をしなければいけませんし、自身の考えや意見の押しつけも時に反省する必要性も出てきます。

一期一会の縁をタイパ重視で切り捨てずに、前向きに繋いでいくと良いことが起るかもしれません。

判断に迷った時は、是非カウンセラーにご相談ください。どのようなことでも、ご相談していただけると嬉しく思います。

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