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楽しい時間を一緒に

先月、ある20代後半の女性から話を聞くことがありました。

遠距離交際をしている彼女に、私が「遠距離恋愛だからちょっと寂しい?」と聞いた時に、彼女は「寂しいけれど、結構楽しいこともありますよ」と言うので、「どんな事?」と聞くと、「時々一緒にビデオ観たりしているんで」と言うのです。??

よく聞いてみたら、電話をしながら好きなドラマや映画を同じ時間に観ているとのことでした。「今日の夜は、私が好きなプロデュース101ジャパン・ザ・ガールズを一緒に観るんです」と言うので、私が「じゃ、せーの!で再生しないといけないね。おトイレとかの時は?」などと踏み込んだ質問をすると、「電話しているから、停止して待っててもらったり、ちょっと先に進んだ時も停止して待ってたり、そこは二人で合わせてますよ」と教えてくれました。

10数年前までは、遠距離交際の恋人同士が一晩中携帯電話をつないでお互いに気配を感じながら朝を迎える…なんてことを聞いたり、ドラマで観たりして、「すごいなぁ」と感心していましたが、最近はビデオオンデマンドが急速に普及しているので、離れていても「好きな映画やドラマで時間を共有」することが普通になっていることを知りました。

こんなことに驚き感心していると、つい先日、あの大谷翔平君がスポーツ誌の結婚に関してのインタビューで似たようなことを話していることに驚きました。

――日本とアメリカではオンラインでやり取りをしていたんですか?

「そうですね。電話で話をしていました。電話しながら一緒のものを見たり……お笑いも見ていましたし、ドラマも見ました。たとえば『VIVANT』とか、今はNetflixを見ています。『忍びの家』とかね」

――えっ、日本とアメリカで、離れているのに同じものを見ているってことですか。

「そうですね。同じタイミングでテレビをつけて、同じタイミングで再生して、みたいな感じです」

(そうなんですね。)

ロサンゼルスと日本の時差は17時間もあるのに、愛があるから時間を共有して楽しんでいたのでしょう。(おばさんの憶測にすぎませんが・・・)

以前(1年半前)このブログに「遠距離交際」について書いた時にポイントとして挙げたことは、

・定期的に会う

・旅行気分でデートする

・交際ルールを決める

・相手を信頼する

・毎日会話する

・悩みや問題点を伝えあう

・やりたいリストを作る

・気持ち(愛情)を伝える

・ビデオ通話をする

基本は相手への思いやりが大切

ということをお伝えしていましたが、最近の「遠距離でも楽しい時間の共有ができる」ことを知り、時代はいろいろ変化していることを感じています。

もしかしたら近いうちに、画像生成AIとVR(Virtual Reality)で離れていてもデートができる空間ができるかもしれません。また、メタバースなども進化していますし、近いうちに遠距離交際で「そんなこともできる!?」ことになるのでしょう。

今、遠距離交際をしている方は、ぜひ工夫して「楽しい時間を共有」して下さいね。

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